仕事を辞めたい。でも辞められない。
そのまま、何ヶ月も何年も、我慢を続けていませんか?
毎朝、布団から出るのがつらい
「もう限界かもしれない」と思う日が増えてきた
日曜の夜が、一番辛い
それは、あなた自身が気づいていない”静かなSOS”かもしれません。
こんにちは、くりっこです。
今回は、仕事を辞めたいけど辞められないと悩んでいるあなたが、後悔しないために”未来の自分に感謝される行動リスト7つ”をご紹介します。
私も会社員時代、「辞めたいけどまだ辞められない」と毎日悩んでいました。
「何も考えずに働くのが一番ラク」
そんなふうに思っていたけど、気付けば”仕事が楽しい”と思える余裕すらなくなっていました。
もしかすると、今のあなたも、「これが普通なんだ」と思い込んで、知らぬ間に無理を続けていないでしょうか?
「仕事を辞めたいのに辞められない」と悩んでいるのは、あなただけではありません。
けれど、悩んでいるだけでは何も変わらないのも事実です。
もし今の状況を”これが普通で当たり前”だ割り切れるなら、この記事はあなたにとって必要ないかもしれません。
でも、少しでも「このままの人生では後悔するかも」と思ったのであれば、この記事を読み進めてみてください。
なぜ「仕事を辞めたいけど辞められない」と悩み続けてしまうのか
仕事を辞めたい。けれど辞められない。
実は、働いている多くの人が「仕事を辞めたい!」と思ったことがあるそうです。
仕事を辞めたいと感じる主な理由は、人によって多種多様。
まずは「どうして仕事を辞めたい」と思うのか、その理由を考えてみましょう。
仕事を辞めたいと感じる主な理由(一覧)
お金の悩み
- 自分の働きが給与に見合わない
- 昇給アップが見込めない
- 残業手当が少ない・つかない
人間関係
- 上司からの指示に対する不満
- 後輩の態度
- 長い時間を共にすることで、些細なクセなどの積み重ねにストレスを感じる
後ほど出てきますが、どうしても”合わない上司”がいました。一緒に仕事をする関係上、交流を避けることもできず精神的にとても辛かった経験があります。
仕事内容
- 自分の性格に合わない
- 自分の能力に合っていない
- 仕事が苦痛・好きになれない
私の場合、何年やっても実力がついた感覚がなく、自信がもてませんでした。「他の仕事がしたい」と何度も会社に要望しました。しかし、”専門職”だったので「他の部署に異動するのはもったいない」と言われて、一度も異動させてもらえませんでした。
労働時間
- 長時間労働
- 休日出勤
- 仕事を効率化すると、余計に仕事が増える
私は1日14時間労働(平均)。残業代は出ますが、上限あり。会社の規定上、毎月80時間以上はサービス残業していました。
社風
- 会社独自のルール
- 会社の将来性に不安を感じる
- 職場の雰囲気が合わない
コロナ禍で「在宅ワーク」が多くの企業で認められるようになってから、私の勤めていた会社も「在宅ワーク」を認めるように。しかし、在宅ワークができる条件が非常に限定的でした。「子育て中の女性」×「事前に在宅勤務する日を申請すること」。・・・本来の在宅ワークの概念から、かけ離れていませんか?
あくまで一例ですが、私の勤めていた会社はそんな”独自ルール”が多かったように感じます。
評価
- 一生懸命取り組んだ仕事への評価が低い
- パワハラ・セクハラなどのハラスメント被害
- 人格否定やえこひいき
私は「毎朝50分早く出社していること」が、逆に評価を下げる理由にされました。
先輩とのたった数分の会話が「人の集中力を妨げている」とみなされ、会社の評価シートには「朝の行動が他人の業務に支障をきたしている」とまで書かれました。
上司の主観だけで、これまで10年以上積み上げてきた行動自体が否定されたように感じたあの日のことは、今でも忘れられません。
つまり、”どれだけ頑張っても正しく評価されない場所だった”ということです。
仕事を辞めたいけど辞められないと感じる主な理由(一覧)
人手不足
- 同僚に迷惑をかけたくない
- 自分の代わりがいない
「仕事を辞めたいけど、今自分がいなくなったら誰がこの仕事をできるんだろう?」私も、こんなことをずっと考えていました。
しかし、本来はこれは個人の問題ではなく”会社”が改善すべき問題です。個人的に悩む必要はないのだと、当時の私は気付けませんでした。
上司が怖い
- 退職を切り出すのは、基本的に上司に報告するのが最初のステップだが、そのコミュニケーションすらしんどい
金銭的な不安
- 貯金額が少なく、日々の生活のための収入が減るのが怖い
- 失業保険などの国から受けられる制度を知らない・活用できるか不安
次の仕事が見つかるか不安
- 転職活動がしんどい・不安
会社に引き止められる
- (一部重複するが)人手不足や次の仕事が決まっていないことを理由に、引き止められる可能性もある
会社としては、長い間かけて育てた”人材”にはいなくなってほしくない。外出先の帰りにお茶をしたり、上司以外の方と面談したり。「なぜ辞めたいと思ったのか」「辞めたらどうするのか」「他の部署へ異動するのはどうか」「今の働き方で何か不満はあるか」いろんなことを根掘り葉掘り聞かれましたね。
「仕事を辞めたい」と感じるのは、自分自身が不満に思っているから。
「仕事を辞められない」と感じるのは、自分以外の要素に漠然と不安に思うから。
つまり、「自分自身の不満」と「漠然とした不安」が解決できれば、あなたの仕事に対する悩みを解決することができます。
未来の自分に感謝される!仕事を辞めたいけど辞められない人の行動リスト7つ
①「辞めたい理由」を言語化して整理する
まずは、なぜ仕事を辞めたいのか、具体的な理由を紙やスマホに書いてみましょう。
漠然とした不安やモヤモヤする気持ちを”見える化”すると、頭の中が整理されていきます。
個人的には、スマホより紙に書き出すほうが”より視覚化”されるのでオススメです。
②「限界サイン」に気づく自己チェックをする
身体・心・仕事でのパフォーマンス・・・以前に比べて、”変わった”と感じる異変はありませんか?
□仕事へのモチベーションがずっと上がらない
□自分自身の成長を感じられない
□残業や休日出勤が多く、働きすぎが続いている
□パワハラ・セクハラなどハラスメントを受けている
□尊敬できる上司や先輩がいない
このようなことを感じている場合、それは”仕事の辞めどき”のサインかもしれません。
このほかにも「そういえば以前に比べて・・・」と思いつくものがあれば、書き出してみてください。
それが改善できそうか、改善が見込めなそうか。
じっくり考えてみると、次に取るべき行動がおのずと見えてくるはずです。
さらに時間のある方は、厚生労働省が出している「5分でできる職場のストレスセルフチェック」を受けてみるのもいいかもしれません。
ちなみに、私の場合は「帯状疱疹」と「蕁麻疹」が体に現れました。知らず知らずのうちに、過去の私は心が限界を迎えていたようです。
③ 「辞める/辞めない」以外の選択肢を3つ見つける
ここからは、「辞めたいけど辞められない」という気持ちを少しずつほぐしていくためのアドバイスを3つご紹介します。
今の仕事を辞める/辞めないだけでなく、他の選択肢もあるんですよ。
社内異動
会社を辞めずに、労働環境や人間関係の見直しをすることができます。
直属の上司への相談が難しければ、他部署の上司など信頼できる方に相談してみるといいかもしれません。
副業
収入の柱を、会社以外に作る方法も一つです。
会社に勤めて安定した給与をもらいながら、新しい働き方に挑戦する。
これまで家族時間に充てていた時間が一部犠牲になってしまう可能性もあるのがデメリットですが、「新しい仕事」で収入を得ながらやりがいを感じることも可能です。
業務調整
今、あなたが請け負っている仕事をすべて洗い出してみましょう。
仕事内容によっては、周囲に協力してもらえることもあるかもしれません。
もしくは、思い切って休職してみるのもオススメです。
一時的に職場から離れることで、心身ともにリフレッシュすると同時に、これまでの状況を見直すこともできますよ。
今回紹介した3つのうち、どれか1つを取り入れることができれば、「仕事を辞める/辞めない」の2択しかないと思っていた不安から解放されて、精神的に気持ちが軽くなるでしょう。
④「今の自分にできることリスト」を書き出す
まずは、今の気持ちを書き出してみてください。
それだけでも、少し心が軽くなると思います。
こちらは、以前別の記事で書いた内容に詳しい方法がまとまっています。
よろしければ、そちらも参照してみてください。

きっと、あなた自身の市場価値や強みに気づくためのお役に立てると思います。
⑤1年後の「理想の働き方」を書く
なかなか思いつかないかもしれませんが、「こうなれたら嬉しいな」と思う”理想の働き方”を書いてみましょう。
これは現在の状態からの”逃げ”ではありません。
今の「仕事を辞めたいのに辞められない」という悩みから解放されるために、「あなたの望む未来」へと意識をぜひプラスの方向へ。
思考転換すると、自然と前向きな気持ちが生まれてきますよ。
⑥退職・転職の制度やサポートを事前に調べる
「辞めたい」という感情が強くなると、つい勢いで辞めたくなることもあると思います。
でも、辞めることも当然ですがリスクがあります。
収入がゼロになる
貯蓄がない場合、転職活動で不安や焦りが出る可能性があります。
社会保険の手続きも、自分で行う必要があります。
焦ったときほど、正しい判断をすることって難しいですよね。
転職活動が長引く可能性がある
入社後半年以内の短期離職は、転職活動で不利になる可能性が高いです。
また、環境のせいにして自分で改善策を何もとらずに転職しようとすると、面接で”問題解決能力が低い”とみなされることもあります。
辞めたい理由を整理できないまま転職を繰り返す
無事に次の働き先へ転職できても、実際に働くとイメージとのギャップは出てくるものです。
そうすると、また同じ理由で転職を繰り返す可能性が高まってしまいます。
今すぐ辞めるわけでなくとも、「失業保険」「退職代行」「転職支援サイト」などの情報収集をしてみましょう。
こうした情報を調べると”安心感が増す”だけでなく、”会社を辞めるリスク”にも気付くことができます。
”今すぐ辞める”ではなく、”いつでも辞められる状態をつくる”ことが大切です。
ちなみに、もし転職先を決めずに退職する場合であれば、どんな手続きをする必要があるのかを過去の記事にまとめています。
よろしければ、こちらも読んでみてください。


⑦“今週中にできる小さな一歩”を決めて動く
①〜⑥まで紹介してきましたが、”今週中に1つだけ”どれでもいいのでやってみましょう。
でも、何から始めればいいかわからない・・・
そんな方は、「①辞めたい理由を紙に書き出す」ことから始めてみてください。
書くことで心が整理され、少しずつ「何をすべきか」が見えてきまるよ。
仕事を辞めたいけど辞められないあなたへ|後悔しない未来をつくるために
ここまで、「未来の自分に感謝される行動」を紹介してきましたが、最後に一つだけ大事なことをお話しさせてください。
今の状況をそのまま放置すると、どんな未来が待っていますか?
それを、ちょっとだけ想像してみてほしいんです。
仕事を辞めたいと思いながら何もしないでいると、次のようなリスクがあります。
- ストレスが慢性化して、体調を崩す
- 自己肯定感が下がり、「自分にできることなんてない」と思い込む
- 自分で判断する力やモチベーションが下がり、あなたのキャリアの選択肢が狭まる
- 今よりもっと辞めたいと思った時には、年齢やスキルの壁が立ちはだかる
- 「あのとき動いていればよかった」と後悔する
あなたにとって、今日という日が”もっとも若い日”です。
今、この瞬間から動き出すだけで、あなたの未来は変わります。
まずは、「辞めたい理由を書く」だけで十分。
悩みを整理することは、行動の第一歩です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!