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会社員を辞めてフリーランスになる方へ。初心者でもわかる「国民健康保険」への切り替え方法

こんにちは。くりっこです。

本日は私のWEBサイトにお越しいいただき、ありがとうございます。

私は、2024年1月に15年間勤めた会社を辞めて、新たなキャリアをつくるためにフリーターになり、現在はフリーランスとして活動中です。詳しく知りたい方はこちら

会社員だった頃、会社が対応してくれた手続きや年金・税金などの支払い。
会社を辞めたら、自分自身で手続きの切替えや支払いをしなければなりません。

今から1年前に私自身が経験した手続きを基に、手続きの種類ごとに記事をまとめていきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

今回は、はじめて会社員を辞めてフリーランスで働こうとしているみなさんに、スムーズに社会保険(健康保険)から国民健康保険に切り替える方法をまとめました。

社会保険(健康保険)とは?

会社に勤めるとき(会社員のとき)は「社会保険(健康保険)」に加入します。

社会保険とは・・・
会社員・公務員向けの保険の総称。
勤める企業によって、「けんぽ」「健康保険組合」「共済」などと呼ばれています。
「健康保険」の他に「厚生年金」「雇用保険」などがあります。

社会保険への加入方法は、入社する際に会社が用意してくれる必要書類を提出すれば会社が自動で手続きしてくれます。

会社から会社へ転職する際も同様。
社会保険の切り替え手続きは会社が行ってくれるので、転職する場合も自分で手続きをする必要はありません。

会社員を辞めたら、健康保険をどうすればいい?

次の章で、退職後の保険について詳しく説明していきます。

退職後の保険は3種類

会社を辞めたあとの保険は大きく3種類あります。

  • 国民健康保険へ切り替え
  • 会社の健康保険に入り続ける(会社を辞めて最長2年まで可)
  • 家族の健康保険(扶養)に入る

実は、会社を辞めた後も前職(前に勤めた会社)の健康保険に入り続けることが可能です。
しかし、会社に在籍中は会社と自分で負担していた保険代が、会社を辞めた後は全額自己負担に変わるなどありますので、その点は注意が必要です。さらに、カッコ内に記載したように加入できる期間も限定されますので、詳しくお知りになりたい場合はそれぞれの健康保険組合へ問合せすることをオススメします。

一般的には、会社を退職するのと同時に健康保険からも退会させられることがほとんどです。

私の場合も、会社を辞めると同時にこれまで入会していた健康保険組合から退会させられたので、国民健康保険へ切り替えました。

さっそく、会社を辞めて社会保険から国民健康保険へ切り替える方法を説明していきましょう。

国民健康保険への切り替え方法

手続きする期間:会社を辞めた翌日〜14日以内
手続きする場所:各自治体の役所 「国民健康保険」窓口

会社を辞めてから、2週間以内に役所に行かなければならない!けっこう短いですよね。

手続きに必要なもの
・健康保険資格喪失証明書
・顔写真付きの身分証明証(運転免許証・マイナンバーカードなど)
・マイナンバーがわかるもの
・印鑑(念のため)

「健康保険資格喪失証明書」は、辞めた会社からもらう書類の1つです。実は、この証明書が手元に届くのは、会社を辞めてから10日前後が一般的。

先ほど、会社を辞めて14日以内に国民健康保険への切り替えが必要と伝えましたね。

・・・つまり、手続きができるのは会社を辞めてから「約4日間しかない」なんてことも。

焦って手続きしたくても、必要書類がなければ手続きできません。

焦る!
焦るけど!!
必要書類が届くまで、気持ちを落ち着かせて事前に準備できるものを用意して待ちます。

必要書類が全て揃ったら、さっそく国民健康保険の切替え手続きをしましょう。

国民健康保険への手続きの流れ

①自治体の担当窓口で、「国民健康保険に加入したい」と伝えます
②受付番号をもらい、順番を待ちます
③順番がきたら、国民健康保険に加入するための書類を渡されるのでその場で記入します
④担当窓口の方に顔写真付き証明書・マイナンバー情報を渡し、記入した書類をチェックしてもらいます
⑤「国民健康保険証」発行されます!

実は、書類さえ揃っていればあとの手続きはすごくシンプル。

自治体によって、国民健康保険証は後日郵送となる場合があるそうですので、詳細が気になる方は各自治体に問合せしてみてください。

国民健康保険への加入が遅れると、医療費全額負担になる可能性がありますので、期間内に手続きしましょう。

会社員を辞めた翌日から、国民健康保険の適用されます。

しかし、先ほど述べた通り、すぐに手続きできるわけではありませんので、会社を辞めてから国民健康保険へ切り替えるまでの期間は、前職の健康保険証を持っていてOKです。

国民健康保険証へ切り替えできたら、前職の健康保険証を前職の会社宛に返送しましょう。

これで、国民健康保険への切り替えは終了です!

国民健康保険の支払いについて

国民健康保険への切り替え後は、国民健康保険の支払いが待っています。前年の所得をもとに保険料が計算されるので、保険料は人によってさまざま。

保険料の支払いについては、国民健康保険の切り替え後1ヶ月ほど経ってから「束になった納付書」が郵送されてきます。

「束になった納付書」とは・・・
「一括支払できる納付書」と「数ヶ月ごとに支払う納付書(各自治体によって異なる)」の束です。納付期限ごとに郵送されるのではなく、一度に1年分の納付書が送られてきますので、意外と厚みがあるのでドキッとします。笑

支払い方法は、「一括支払」と「分割支払(各期)」が選択できますし、「現金納付」「キャッシュレス決済」も選ぶことが可能です。

支払い忘れを防ぐために、口座振替手続きをすることを個人的にはオススメします。

ただし、手続きから承認まで1ヶ月程度かかる可能性もありますので、承認されるまでは「納付書」を利用した支払いが必要となることも。

いつまでに支払いが必要か、1年分を一括で支払うか、口座振替にするか。

みなさんご自身に合った支払い方法で、期限内に国民健康保険の支払いをしましょう!

マイナ保険証について

今回説明した国民健康保険の切り替え方法ですが、実は2024年12月2日から従来の「健康保険証」の発行が廃止されました。

手続き自体の流れは、これまで述べた方法と大きく変わりありませんが、2024年12月2日からは「健康保険証」の代わりに「資格確認書」が発行されるようになりました。

今後は、マイナンバーカードを保険証とする「マイナ保険証」へ一本化される予定です。

医療機関によっては、まだマイナ保険証が使えないこともありますので、その際は従来の健康保険証や資格確認書を使用することが可能です。

マイナ保険証を登録していない方には、国から「資格確認書」が発行されます。

マイナ保険証を登録した方については、国民健康保険への切り替えをオンライン上で手続きすることが可能になりました。

少し話が広がりますが、マイナンバーカードを利用したアプリ「マイナポータル」を使える自治体であれば、役所に行かずとも「国民健康保険」や「国民年金」の手続きが可能な時代へと変わりました。

とはいえ、各種手続き法を直接知りたい方や、「マイナポータル」の使い方がよくわからないという方は、従来と同じく役所で手続きするのが確実です。

それぞれのフェーズに合わせて、柔軟に対応していただければと思います。

最後に

今回は、会社員からフリーランスになる際に必要な手続きの一つ、「国民健康保険への切り替え方法」についてお伝えしました。

2024年12月2日からマイナ保険証が出てきましたが、国民健康保険への手続きの流れが大きく変わってしまったというわけではありません。

オンライン上で手続きすることも可能、役所で直接手続きすることも可能な時代へと変化しました!

今後、「会社員を辞めてフリーランスとして活動を始める際の手続きや準備しておくもの一覧」を別記事へまとめる予定です。記事が完成次第、そちらも参考にしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!